保育園の選び方
1.まずは情報収集を
市区町村の保育担当課で、情報の収集や相談をしましょう。認可保育所を利用したい場合には、市区町村の保育担当の窓口に相談して申し込みます。認可外保育施設を利用する場合は、その施設に直接申し込むことになります。
2.見た目だけで決めないで
キャッチフレーズ、建物の外観や壁紙がきれい、保育料が安いなど、見た目だけで決めるのはやめましょう。
キャッチフレーズ、建物の外観や壁紙などは、きれいな方がよいし、保育料が安かったり、便利な場所にある施設は魅力的です。しかし、子どもが長時間過ごす上で最も大切なことは、子どもが過ごしやすい環境か、保育する人の配慮が行き届いているか、きちんとした保育のプログラムがあるかなどです。このようなことは、見た目だけではわかりません。
3.部屋の中まで入って見て
見学のときは、必ず、子どもたちがいる保育室の中まで入らせてもらいましょう。小さい子どもが寝はじめる時間帯や、忙しい時間帯などは見学がむずかしい場合もありますが、それ以外の時間帯では、よい保育をしている施設は、保育室での子どもの様子を自信をもって見せてくれるはずです。普段の買い物でもそうでしょう。皆さんも試したり確認したりできない品物は買わないはずです。保育室の中を見せてくれない施設は、何か見せたくない事情があると思った方がよいでしょう。
4.子どもたちの様子を見て
子どもたちの表情がいきいきとしているか、見てみましょう。よい保育が行われていれば、子どもたちの気持ちも安定し、活発になります。お客さんにかけよってくるなど好奇心もいっぱい。子どもたちどうしでも元気に楽しく遊びます。
5.保育する人の様子を見て
保育する人の数が十分か、聞いてみましょう。
保育士の資格を持つ人がいるか、聞いてみましょう。
保育する人が笑顔で子どもたちに接しているか、見てみましょう。
保育する人の中には経験が豊かな人もいるか、見てみましょう。
6.施設の様子を見て
赤ちゃんが静かに眠れる場所があるか、また、子どもが動き回れる十分な広さがあるか、見てみましょう。
遊び道具がそろっているかを見て、また、外遊びをしているか聞いてみましょう。
陽あたりや風とおしがよいか、また、清潔か、見てみましょう。
災害のときのための避難口や避難階段があるか、見てみましょう。
7.保育の方針を聞いて
園長や保育する人から、保育の考え方や内容について、聞いてみましょう。
どんな給食が出されているか、聞いてみましょう。
連絡帳などでの家庭との連絡や参観の機会などがあるか、聞いてみましょう。
預けはじめてからもチェックを
預けはじめてからも、折にふれて、保育のしかたや子どもの様子を見てみましょう。
通い始めると忙しくて園に任せっきりになりがちですが、なるべく実際に保育しているところを見るようにしましょう。
8.不満や疑問は率直に
不満や疑問があったら、すぐ相談してみましょう。
親も保育する人も、子どものことが大切ならば、話が合うはず。また、普段から、保育する人との信頼関係も大切です。
個々の施設の特色や状況はだいぶ違いますし、皆さんの事情も一人一人様々でしょうから、どの施設がよいかは、皆さんが目で見て納得することが大切です。